■AFT管理用出入口その1■
この開口の必要性は、私にとってPキャンなどでAFTを使用する際、
ここにも開口があったらな〜と思う状況が多いからです。
それは、Pキャンや波止場での釣りキャンでAFTを多用しますが
その際、我が家では寝起きの良い人が(私=運転手)
AFTに寝ると決めてます。
何故なら、万が一の場合には緊急発進が出来るからです。
(波止場で突然大津波が襲って来たりとか.........。)
でも、寝起きの悪い人がAFT上に寝ていると、下から叫んでも
なかなか起きてくれません。すなわち、緊急発進が出来ません。
ですから、前席頭上に開口を設ける事で容易にAFT上に手が届き、
上に登る事も出来、そして寝起きの悪い人の顔をつついたり、
水を掛けたりして起こせます。←やり過ぎかな(^_^;)
子供だけが上で寝ている場合でも、寝相の悪い子なら腹を出したり
寝袋からはみ出てたりと、気になるところの世話が容易に出来ます。
本来の開口部はAFTで寝ている人の腰やお尻の辺りに蓋が来るので
蓋を下から押し上げても重いし、無理矢理進入するのは困難。
てな事で、素晴らしいこの改造の第一人者(私の知る限りでは)
であるこの方のHPを参考にチャレンジしてみました。
まず、穴を開ける事から。
誰でも簡単に開けれますが勇気が必要です。
査定を考える人は止めておいた方がいいでしょう。
取り返しがつかない場所ですので.....。
まず、ドリルでジグソーの刃を差し込む穴を開けます。
そしてジグソーを(刃は金属用)
ゆっくり、慎重にスライドさせてカットしていきます。
薄い鉄板なので容易に切れますが、他に傷が及ばない様に
布テープでカットする部分の外回りをマスキングしておきます。
4隅は少しでも強度を保つために、出入りする際の体重が掛かる
後方2隅を500円玉ぐらいのアールに、前方は10ミリドリルの
アールサイズにカットします。
おっと!写真は無いですが、穴を開ける前に
先に、天井の内張を撤去しておきます。
安易に内張を装着したままの状態で、鉄板もろともカット
してしまうと、天井に設けてあるAFTの起動スイッチまで
延びている配線も切ってしまうからです。
運転席ドア側から中央のスイッチまで斜めに通ってますので
開口場所を選ばずとも切れてしまうと思います。
で、穴開け作業に戻り
ご覧の様に開けちゃいました。
開口作業を終えるとホットしたのか、スッキリしましたよ〜。
で、開けたところで一段階の作業は終了。
この改造での大掛かりな穴開け作業を行ってしまえば、
あとは、ちょこまかと小細工な仕上げに入れます。
その小細工な仕上げ作業ですが
天井内張と鉄板の間に数センチの隙間があります。
しかも写真の様に上下とも変形しています。
この様な変形した隙間に合わせて、
角材をノミやグラインダーで削りぴったり納めます↓
天井の内張が強制でなく
自然に木にひっ付く様に木を隙間のラインに合わせて加工、
ご覧の様なパーツを四方分作ります。
写真には2本だけしかありません。撮り忘れです。
うち、一方だけは薄い鉄板の強度を保つために
こんな断面になってます。
奥に見えるのが梁です。
先ほどの加工した角材を隙間に差し込みます。
鉄板の微妙なアールに隙間無くぴったりと合う事を確認して、
上からビスで鉄板に止めます。
こんな感じになります。
実は、写真が無かった天井内張の加工部分は
開口の隅をアールにカットする予定でしたが
うっかりと、一隅だけ切り落としてしまい
結局、他の隅も合わせて切り落として
ご覧の様な、四角い開口になってしまいました。
ショックで写真を撮るどころではなかったのです。ハイ(;_;)
しかし、やっぱりメインの開口部分の様に緩やかなアールを
取り入れたいので、角材をご覧の様にアールにカットして
開口の隅にビスで固定してみました。
写真ではわかりにづらいですが
内張のアールに沿って角材の下面をノミで
削って合わせてます。
一応、アールのついた開口になりました。
しかし、このままでは内張の四角い開口部と
アールに切り抜いた角材部分の接合部が丸見えになり、
見た目にスッキリしない為、マスクを制作する事にしました。
内張加工でヘマをしなければ、
こんな事はしなくて済んだものの..........。後悔

写真左はスチロールをカットして仮付け
右はそのスチロールを型にシナベニヤを切り抜き
水に漬けて少しでも天井の曲線に合う様に
シャコ万力で固定。一晩このままにして
ベニヤを変形させます。
乾いたところでニスを塗り、クリヤーで仕上げます。
マスクが出来たら、
次に開口側面の処理です。
このままでは角材が
丸見えですので、
天井内張を切り抜いて
余った部分を用いたら
既存の内張と同じ仕様で
ベストなんです.......。
ただ、
少ししか見えない部分に
用いるのでは、
貴重な素材ですから
勿体ないと思い
汚い余り物の
パンチカーペットを
使用する事にしました。
     他の改造に使用出来る貴重な素材の内張の余り部分。↑
ただ、このまま貼ると既存の天井内張の色とは
異なり、差が目立つので内張に近い色に塗りました。
角材ムキ出しの側面にパンチカーペットを
ボンドを使い貼ります。
上側にはみ出たパンチカーペットをAFT上の床板に沿ってカット。
これにマスクを取り付けると、パンチカーペットの側面と
マスクの開口側のエッジが面合わせになるようにします。
突起がなく、スムーズにくぐれます。
勿論、見た目も綺麗です。
AFT上部側の開口周りに
安全の為、プロテクターを
巻きます。
一応、鉄板のエッジは
ヤスリで研いでますけど。
これで、出入りしても
鉄板の断面で手を
切ることもないです。
プロテクターは
接着剤で付けてます。

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