この開口の必要性は、私にとってPキャンなどでAFTを使用する際、
ここにも開口があったらな〜と思う状況が多いからです。
それは、Pキャンや波止場での釣りキャンでAFTを多用しますが
その際、我が家では寝起きの良い人が(私=運転手)
AFTに寝ると決めてます。
何故なら、万が一の場合には緊急発進が出来るからです。
(波止場で突然大津波が襲って来たりとか.........。)
でも、寝起きの悪い人がAFT上に寝ていると、下から叫んでも
なかなか起きてくれません。すなわち、緊急発進が出来ません。
ですから、前席頭上に開口を設ける事で容易にAFT上に手が届き、
上に登る事も出来、そして寝起きの悪い人の顔をつついたり、
水を掛けたりして起こせます。←やり過ぎかな(^_^;)
子供だけが上で寝ている場合でも、寝相の悪い子なら腹を出したり
寝袋からはみ出てたりと、気になるところの世話が容易に出来ます。
本来の開口部はAFTで寝ている人の腰やお尻の辺りに蓋が来るので
蓋を下から押し上げても重いし、無理矢理進入するのは困難。
てな事で、素晴らしいこの改造の第一人者(私の知る限りでは)
であるこの方のHPを参考にチャレンジしてみました。 |
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まず、穴を開ける事から。
誰でも簡単に開けれますが勇気が必要です。
査定を考える人は止めておいた方がいいでしょう。
取り返しがつかない場所ですので.....。
まず、ドリルでジグソーの刃を差し込む穴を開けます。
そしてジグソーを(刃は金属用)
ゆっくり、慎重にスライドさせてカットしていきます。
薄い鉄板なので容易に切れますが、他に傷が及ばない様に
布テープでカットする部分の外回りをマスキングしておきます。
4隅は少しでも強度を保つために、出入りする際の体重が掛かる
後方2隅を500円玉ぐらいのアールに、前方は10ミリドリルの
アールサイズにカットします。
おっと!写真は無いですが、穴を開ける前に
先に、天井の内張を撤去しておきます。
安易に内張を装着したままの状態で、鉄板もろともカット
してしまうと、天井に設けてあるAFTの起動スイッチまで
延びている配線も切ってしまうからです。
運転席ドア側から中央のスイッチまで斜めに通ってますので
開口場所を選ばずとも切れてしまうと思います。
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で、穴開け作業に戻り
ご覧の様に開けちゃいました。
開口作業を終えるとホットしたのか、スッキリしましたよ〜。
で、開けたところで一段階の作業は終了。
この改造での大掛かりな穴開け作業を行ってしまえば、
あとは、ちょこまかと小細工な仕上げに入れます。 |
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その小細工な仕上げ作業ですが
天井内張と鉄板の間に数センチの隙間があります。
しかも写真の様に上下とも変形しています。
この様な変形した隙間に合わせて、
角材をノミやグラインダーで削りぴったり納めます↓
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天井の内張が強制でなく
自然に木にひっ付く様に木を隙間のラインに合わせて加工、
ご覧の様なパーツを四方分作ります。
写真には2本だけしかありません。撮り忘れです。
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うち、一方だけは薄い鉄板の強度を保つために
こんな断面になってます。
奥に見えるのが梁です。 |
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先ほどの加工した角材を隙間に差し込みます。
鉄板の微妙なアールに隙間無くぴったりと合う事を確認して、
上からビスで鉄板に止めます。 |
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こんな感じになります。
実は、写真が無かった天井内張の加工部分は
開口の隅をアールにカットする予定でしたが
うっかりと、一隅だけ切り落としてしまい
結局、他の隅も合わせて切り落として
ご覧の様な、四角い開口になってしまいました。
ショックで写真を撮るどころではなかったのです。ハイ(;_;)
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しかし、やっぱりメインの開口部分の様に緩やかなアールを
取り入れたいので、角材をご覧の様にアールにカットして |
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開口の隅にビスで固定してみました。
写真ではわかりにづらいですが
内張のアールに沿って角材の下面をノミで
削って合わせてます。 |
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一応、アールのついた開口になりました。 |
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しかし、このままでは内張の四角い開口部と
アールに切り抜いた角材部分の接合部が丸見えになり、
見た目にスッキリしない為、マスクを制作する事にしました。
内張加工でヘマをしなければ、
こんな事はしなくて済んだものの..........。後悔
写真左はスチロールをカットして仮付け
右はそのスチロールを型にシナベニヤを切り抜き
水に漬けて少しでも天井の曲線に合う様に
シャコ万力で固定。一晩このままにして
ベニヤを変形させます。 |
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乾いたところでニスを塗り、クリヤーで仕上げます。
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