冒頭でも述べましたが、
私はロンりーか2人で行動する方が好きだし、圧倒的に多い
でも、2人でも相棒の性格により面白い旅になる。
白川郷から下呂、津、伊勢、尾鷲そして尾鷲から橋本まで、
夜中に山中縦断走行を強行した事がある。
その発端は、下呂付近で眠気が襲い何処かの古びたお寺で仮眠を
した事だった。縁側で寝るのは、久しぶりでとても心地良かった。
そんな事で熟睡してしまい、予定が大幅に遅れた。
白川郷での徒歩による散歩で疲れたのか?
(バイクばかり乗っていると足が弱くなる)?
寺での仮眠(昼寝ともいう)が影響して、日が傾く頃に津に入った。
どこから入山したかは定かではないけど、R42からR425へ入った
時だろうか、入口付近で墓地の洗礼を受けた。
普通人は何も感じないただの墓地。しかし、霊感が強いのかそれとも
ただの臆病なのか、相棒が弱音を吐く。私は何も感じないし、霊に
関してはまったく恐れない体質?鈍感なだけと彼に言われたが.....
しかし、ダムまでの山中は、彼のおかげで苦労した。
走っていると後ろは怖いので横に並んで走ってほしいとか
ただでさえ狭い山道を、大型バイク2台で並列に走れるか!
しかも、クラクションを鳴らしての族さながらの騒ぎで走った。
シーンとすると何かが聞こえてくるらしい........
(-_-;)
写真などは無いけど、(停車したら怒るから、しっこも出来ない)
この旅は生涯忘れる事はないだろう。今でも、思い出しては
苦笑いしてしまう。宝物みたいな話だ。宝物話、一つゲット!
宝ものみたいな話の中には、2度と体験したくない話が
誰しもある様に、私にも3つ、4つある。
それは夏場に良く訪れる所で起こった、そこは中部地方の信州
やはり、適度な距離と避暑地に目的地が絞られるのかもしれない。
だから、信州には幾度と足を運んだ。数え切れないほどだ。
とくに乗鞍スーパー林道は、舗装前に充分に走っているが、
そこである時、動物園で見かける親クマと同じ、大きな熊と出くわした。
目の前に突然現れたのだが
あちらも予期せぬバイクに
びっくらこいて、この時は
熊がすぐにその場を去った。
恐怖感は感じず、ただの
熊だと感動していた。
それから2週間後、車で来る
ことになり、とんでもない恐怖体験をする事になる。ついこの前に
熊に出会った事を覚えていたら、そして同行している連れにその事を
話していたら、あんなところでキャンプはしなかっただろう。
(この話しの続きは、フレンディーHPのお散歩ページ にて)
その、キャンプといえば、やはり安く済むし時間にとらわれないのが
魅力だ。キャンプ自体を楽しむのもいいけど、私の場合はどちらかと
いうとキャンプというより野宿という感じ。夜を超す為だけの宿なので、
明日の旅を快適に続けたい為に必要なだけ。でも、設置場所を探すのが
また一苦労。出来るだけ人の気配がしない所を選ぶので都会では難しい。
熊も怖いが人間の方も恐ろしい。
九州ツーリングの時は、小さな集落の間の窪地で寝泊まりした。
何度九州に来ても、結構簡単に見つける事が出来た。明るいうちに
設置場所を確保してから、現地観光としゃれ込む。
しかし、現地観光で思わぬ落とし穴にはまった事もある。
岡山の下津井という小さな漁港の村、瀬戸大橋の麓である。
古い町並みが残っていてのどかな雰囲気が漂う。
瀬戸の夕日と柿の木を綺麗に写真に納めるべくこの場所に来た。
が、迂闊にも急な傾斜の階段につっこんでしまい、自力では
戻れなくなってしまった。フロントが階段の下に落ちたので
平らな所だったら、なんとか両足を踏ん張れば戻せるのだが、
重い荷物満載に重いバイクそれに、急な傾斜の坂道みたいな所に
ある階段だから尚の事 戻せない。なんどかチャレンジしたが、
とうとう力つきて恥ずかしいが、大声で叫んだ。
近所の主婦が、気づいてくれて女性達ばかりの9人ぐらいで、
引っ張ってくれた。男は漁業に出ていて留守なので女性ばかり
だった。中にはおばあちゃんの姿もあった。
あまりにもの恥ずかしさで真っ赤になった顔を、皮肉にも撮ろうと
してたまっかな夕日がごまかしてくれた。
他にも、色々な所に出掛けてますが、北海道へのバイクでの上陸は
未だありません。何処も素晴らしい所ですので、順番通りではないけど
近い所から攻略して行くと、北海道はさすがに遠い。
でも、復活した暁には是非とも、行ってみたいと思います。
何時になるかわかりませんが。
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